当院の虫歯治療

虫歯はお口の中にいる細菌が出す酸によって、歯が溶かされてしまうことで起こります。これを治療するには虫歯になってしまった部分を削る必要がありますが、初期の小さい虫歯であればほんの少し削るだけで済み、痛みもほとんどありません。

ですが「歯の治療は痛い」「歯医者さんは怖い」というイメージから、治療をせずに放置をしてしまう患者さまも多いのではないでしょうか。

虫歯が悪化すると、穴も大きくなり、痛みもどんどんひどくなってしまいます。こうなるとさらに治療に対する恐怖心が増してきて、結局ギリギリまで我慢してしまうという方もいらっしゃいます。

そんな患者さまを一人でも多く救いたい。当院ではそんな気持ちで、なるべく痛みを感じさせない、痛みの少ない治療を行っています。

痛みがひどい場合には、麻酔をかけてから治療を行うことになります。しかしこの麻酔注射そのものが、痛いからイヤだという患者さまもいらっしゃいます。

そこで当院では、この麻酔注射に工夫を凝らし、痛みの少ない麻酔注射を実践。歯ぐきにゲル状の表面麻酔を塗布し、チクッという針を刺す痛みを感じにくいようにしてから注射をします。また、麻酔液が冷たいと刺激を感じやすいため、人肌くらいに温めたり、細い注射針で速度を一定に保てる電動の注射器を使うなど、さまざまに工夫した麻酔を行っています。

痛みが苦手な患者さまも、安心してご来院ください。

虫歯の治療というと、問答無用で歯を削らなくてはならないと思ってはいませんか？当院ではごく初期の虫歯なら、その場の判断ですぐに削ることはせずに、本当に削る必要があるのかということをまず考えるようにしています。

患者さまに「歯を削りたくない」「歯を抜きたくない」という気持ちがあれば、そのお気持ちを第一に考えて、次の定期検診までの数か月間、経過を見守ることも多々あります。

そうして虫歯が進行しているかどうか、どうしても削る必要があるかを見極めて、患者さまのご希望を伺いながらごいっしょに治療方法を決めていく。それが当院の治療方針です。

お口の状態や虫歯の進行具合、そして治療に対する考え方も、患者さま一人ひとりで違います。なるべく早く治療を終わらせたい、すぐに削って治してしまいたいとお考えの患者さまもいれば、時間をかけてもいいからなるべく削らずに治療を進めたいという患者さまもいらっしゃるでしょう。

当院ではまず患者さまのお話にしっかりと耳を傾け、そのご希望をきちんと伺ってから治療を進めてまいります。初めは「まだ治療したくない」と、経過観察をご希望された患者さまが通院を続け、「治療したい」というお気持ちになったときには、全力で治療に取り組みます。

患者さまの納得が得られないまま、一方的に治療を進めるようなことはいたしません。どうぞ安心してご来院ください。